植物の本来の力と精油(エッセンシャルオイル)
精油とは簡単に言うと植物を水蒸気蒸留させて得た植物のオイル(油)のことです。
その植物の成分がぎゅっと凝縮されています。
よく精油には殺菌効果があると言われ、お掃除なんかでも使われます。
ユーカリは香りもさわやかだし殺菌効果もばつぐんなので、重賞やクエン酸を使ったお掃除方法で紹介されていた印象です。
でもなぜその植物に殺菌効果があるのか?考えたこともありませんでした(笑)
アロマを勉強してみて、改めて植物の力を知ることができてとても納得したことがあります。
精油の効果とは、植物本来の力なのです。
*誘引効果*
受粉や種を遠くに飛ばすために昆虫(はちなど)などを引き寄せる効果です。
お花は特にこのために香りが良くなっています。
*忌避効果*
昆虫や鳥などを遠ざける効果です。
レモングラスやレモンバームの精油は虫よけでよく使われていますが、植物本来のこういった効果のおかげです。
*抗真菌、抗菌効果*
カビや有害な菌が植物に発生するのを防ぐ効果です。
植物本来にこの効果をもつ成分が含まれているので、精油も抗真菌、抗菌効果が含まれるのです。
*冷却効果*
厚さから身を守るためにエッセンシャルオイルを蒸発させ冷却する植物があります。
代表的なものがミントです。ミントの精油での清涼感は正にこういった効果のためです。
*ホルモン様の働き*
精油には女性ホルモンの様な働きをする成分を含むものがあります。
植物内で情報伝達物質(植物ホルモン)が生産されるためです。
このように、精油の効果とは植物が元々持っている、植物本来の力なのです。
それまではアロマに関して半信半疑だった私ですが(笑)すごく納得できました。
こういったことを知ると、私たちの日常生活にもより効率よく使っていくこともできますし、忌避効果期待でガーディングや家庭菜園にも上手く使っていくことができそうです。